チョコレート

バレンタインは過ぎましたが、チョコレートをお届けします。

といっても、甘～い話ではまったくありませんが……。

この映画は、人種差別、死刑制度、家庭崩壊、人の絆……といった現代アメリカ社会
が抱える問題をテーマにしています。

白人と黒人の二人が出会うにはどういったシチュエーションが必要だったか？。
出会うまでの過程が物語のキモになります。

人種差別主義者の家で育ったハンクが黒人女性と出会うまでに至るのは、
よほどの事が起こらなければなりませんでした。そのよほどの事とは…
大事な息子の自殺だったんです。

一方、レティシアは夫を死刑で失い、息子も交通事故で死んでしまいます。

お互い、大事な人を失った深い悲しみの中で、自分自身を見つめ、葛藤する二人。

こうして、お互い、出会うはずのなかった二人が出会うことで、
変化が起き、新たな展開が始まっていきます。

事件・事故　⇒　悲しみ、葛藤　⇒出会い　⇒変化　⇒新たな一歩

現代アメリカの社会、家族のあり方を描写する秀作だと思います。
カリスマビューティーアドバイザーの鈴木絢子さんもご覧になって、
とても、考えさせられたと、感想を語られていました。

おすすめの洋画です。

「チョコレート（MONSTER'S BALL）」
マーク・フォスター監督　2001年　アメリカ

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